
◆ 退去時の修繕費は用意しとく
● いくら入居者サービス等のソフト面を充実しようと、入居者が退去した後の室内の修理・修繕といったものは当然必要になる、建物の外壁補修とか屋上の防水工事等は絶対に省略できないのだ。また、単に現状回復するだけでは最近の入居者は満足しない。より積極的に今流行りのものに改善し続ける必要がある。
このようなことから、アパートとかマンション経営においてはどうしても修繕費がかかる、また大規模修繕に備えて修繕積立金を計画的に積み立てておく必要がある。
それでは具体的に修繕費はどれくらい見込んでおけばいいのだろうか? また、大規模修繕のためには毎年どれくらいの修繕積立金を積み立てておけばいいのだろうか?
これについては人によって考え方は違うと思うが、だいたい年間家賃収入の3%程度を計上している。
◆ 別口の銀行預金口座を作って修繕積立金として確保する
● 修繕費については、投資しているアパートの規模や築年数などによって変わってくる。
当然規模が大きければそれだけ補修時の工事も大規模になりますし、そのための費用も大きくなる。また、築年数がたっている物件については痛んでいる場所なども年数に応じて多くなるはずなので、その分コスト高となってしまうでしょう。
基本的には、家賃として入ってくる収入の一部を修繕費積立金として確保していくべきだ。できれば別口の銀行預金口座でも作っておき、そちらにプールしていくようにすると良いだろう。複数棟のアパートを経営されている場合には、修繕時期をあらかじめ計算の上ずらしておくと資金管理がよりやりやすくなる。
そのためには、長期の修繕計画を立てておくことが重要だ。特に管理会社に委託する場合であっても、こうした修繕計画についてはしっかりと目を通してどのくらいの費用がかかるのかを前もって予測しておく必要がある。
アパートとかマンション経営における差別化は基本的にリフォームしかありません。
