
◆奨学金を借りたはいいけど
●あなたは高校を卒業し、晴れて大学生として新たな生活をスタートしました。しかしながら実家は生活的に困難です。そこで活用するのが奨学金です。
高校在学時、高校を経由して日本学生支援機構から借り入れる事が出来ました。これで気になる学費を支払う事が出来、あとはバイトして生活費をやりくりする事が出来ます。勉強のほうも当然ながら、集中して取り組める事が出来るのです。
●学業も順調に進み、大学生活と云えばサークル活動も精力的にこなし、卒業に向けての就活も力を入れながら就職先が見つかりましたし、無事に卒業できました。
卒業して社会人生活がスタートしたのはいいですが、これから先やるべきことが一つ増えてしまいました。
それが奨学金の返済です。奨学金は借りた以上学校を卒業したらの返済が義務付けられています。じゃ、返済額はいったいどのくらい払えばいいのでしょうか?
次はその返済額についてまとめてみましょう。
◆奨学金の返済額
●奨学金は当然、次の世代の学生を支えていくことにもなりますので、卒業後は返済が義務付けられているのは前述のとおりです。
奨学金はどのように返済額が決まるのでしょうか?
●返済額については進学先の学校によって異なります。例えば、4年制大学を例にとってみましょう。
4年制大学は国公立と私立の二種類あり、第一種奨学金と第二種奨学金によって返済額も異なります。
◎第一種奨学金利用で、4年制大学で奨学金を利用した場合(自宅通学の場合*下宿等は多少金額が異なる)
①国公立大学に進学した場合→貸与金額45000円*返済額は12857円で14年返済
②私立大学に進学した場合→貸与金額51000円*返済額は13600円で15年返済
◎第二種奨学金利用→貸与金額により異なり、返済額と期間もそれ相応に異なる。
例・貸与年数4年で五万円借用→返済額16769円で返済期間15年
貸与年数二年で五万円借用の場合→返済額10055円で返済期間12年
と、主に奨学金返済額を挙げてみました。返済をする際には、自分が利用した金額と貸与年数を確認し、計画を立ててしっかりと返済に割り当ててもらいたいものです。奨学金は次の学生が不安なく借りられるようにするために、今の世代の方々がしっかり返済して成り立つものです。互いが互いを支えあう事が奨学金です。
