①金利 住宅ローン
住宅ローンを借りる際に気になる金利の動向。「今から住宅ローンを組んでも金利は大丈夫かな?」と気になる人は多いはず。
今現在は10年国債の利回りが徐々に下がり、それに伴って固定金利も過去最低水準にあります。フラット35は、返済期間21年以上も20年以下も、先月から0.09%の引き下げがありました。これまでと変わらず、固定金利で住宅ローンを借りるにはよい時期が継続していると言えます。変動金利も過去最低水準のまま大きな変化はありません。変動金利、固定金利ともにこの低さは、とても魅力的です。
そして、固定金利での住宅ローンを今考えている人にとっては背中を押してくれそうなニュースがあります。
政府から発表された『フラット35Sの金利引き下げ幅拡大』は大きなニュースでした。今まで0.3%だった引き下げ幅が倍の0.6%になります。現在、20年以下では1.20%、20年以上は1.47%ですが、それぞれ一定期間は0.6%下がります。20年以下の金利は5年固定、10年固定の金利とそう変わらない水準になります。
加えて、省エネ住宅ポイント制度も今年3月まで復活することになりました。新規の借り入れや借り換えをお考えの方にとっては申し分ない時期で、検討することをお勧めします。
②金利
金利には、変動金利・固定選択型金利・超長期の固定金利、という3種類があります。変動金利とは年に2回見直しがありますが、5年間は返済額が一定になり、元金と利息の内訳で調節されます。
また、5年後の見直しの際に金利がどれだけ上がっていても、前回の返済額の1.25倍以上は上がらないというメリットがあります。
ただし、金利が上がり過ぎてしまうと未払いが発生するデメリットもあるので、要注意です。変動金利から固定選択型金利にはいつでも変更ができます。固定選択型金利とは、借入期間の内のある一定期間の金利を固定するものです。
選択した期間は、金利と返済額は一定になります。期間終了後はまた好きな金利を選択できます。超長期の固定金利とは、完済時までの金利と返済額が全期間一定のものになります。安心感がある代わりに、他の金利に比べ若干高く設定されます。
③住宅ローン
住宅ローンは、金融機関によって商品の内容や金利が違います。最近では今後の金利上昇のリスクを避けるため、35年間全期間固定の商品を選ぶ人が増えています。
しかし、家庭の家計事情は様々ですので、必ずしもそれがベストの選択とは限りません。ミックス返済といって、繰り上げ返済が可能な方、総支払利息を抑えたい人には有利な、全期間固定と変動、全期間固定と短期固定を組み合わせた返済方法などがあります。
家計事情に合った最適な住宅ローンの組み方を住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーといった専門家と相談するとよいでしょう。